先の三連休は新型コロナウイルスの感染者数が多くなってきたこともあり、
外出は避け、家の片づけに専念していたところ、
最終日、段ボールの中から懐かしいラジオが出てきました。
そのラジオには革製のカバーがかけられ、カバーには、
「1968.S43.4.29」と裏書がされていました。(たぶん私の字だと思います。)
「54年前に買ったラジオかぁ。」
片づけは、ここで、しばし中断。先ずはラジオを甦らせよう。
外側の汚れだけでなく、内側の部品類のホコリを取り除きました。
掲載の写真は、見つかった時のもの(左)と、手入れ後のもの(右)です。
さて、電池を入れ、おそるおそる、ボリュウムを兼ねたスイッチをオンにすると…。
ジッ、ジッ、ジー、ジー。
「やったー! 音が出た!!」
ボリュウムを回して音を調整するのですが、
強弱を繰り返し、安定しませんが、確かに音が出ます。
さすが、MADE IN JAPAN!
問題は、放送を受信できるのか?
右上にあるローラー型のチューニングダイヤルを回転させ、
いつも聞いていて出力が割合大きいNHK第1放送に合わせると歌謡曲が…。
えっ…? 美空ひばりが歌う「東京キッド」!
54年前のラジオは、54年前の放送が受信できるのか!
一瞬、本当にそう思ったほどの驚きでした。
まだまだ、チューニングもボリュウムも安定しませんが、
大事に使っていこうと思います。
(中)